焼け太り 2019 10 14

 日本には、「焼け太り」という言葉があります。
アメリカにはないと思います。
英語には、ちょうどよい言い回しがないのです。
強いて言えば、「get richer after a fire」でしょうか。
 「焼け太り」とは、デジタル大辞泉によれば、
「火災にあった後、保険金や見舞金によって、
以前よりも生活や事業が豊かになること」という。
 なんだか、トランプ大統領を連想します。
アメリカの民主党は、ロシア疑惑にウクライナ疑惑と、
「これでトランプ大統領を追い詰められる」と喜んでいますが、
民主党自体が失うものも、大きいと思います。
 民主党は、下院で過半数を得たのですから、
有権者に対して「実績」を作らなければなりません。
 今のところ、トランプ大統領に対して、
ロシア疑惑にウクライナ疑惑を追求したという実績でしょうか。
しかし、これは、ゴシップ週刊誌のような実績でしょう。
 有権者が納得する実績とは、
国民の景気を豊かにしたのか、
あるいは、国民の社会保障を豊かにしたのかということでしょう。
 有権者が民主党に過半数を与えたのは、
ゴシップ週刊誌のような実績を作ることだったでしょうか。
 民主党は、トランプ氏の罠に引っかかってしまったと言えるでしょう。
おそらく、民主党は、若い議員ばかりなので、
「政界とは、狐と狸の化かし合い」ということを知らないのでしょう。
(注)
 「狐と狸の化かし合い」は、日本の政界の専門用語でした。
アメリカにはないと思います。

































































































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